日本の証明写真というのは、皆さんもご存じのように、真正面から無表情で胸から上を撮るモノで、卒業写真なんかもそんな感じですよね。
なんかガチガチの表情で、見てるこっちも緊張が伝わってくるくらいです。
しかし、証明写真なのですから、本人の顔がちゃんとわかればそれでいいわけで、あまり表情豊かでも変な気がします。
身分を証明するため写真ですから、いつも笑っている人以外は笑ってはいけない(?)のです。
アメリカの証明写真
実はアメリカでも、証明写真を撮るときは「あまり笑わないように」と言われるのですが、彼らはカメラを向けられると条件反射で笑顔になります。
なので、結構な割合で笑顔の証明写真だったりするのです。
しっかり歯なんかも見えていたりします。ホントはダメなのに。
卒業写真なんかは、もう何がそんなに面白いのかわからないくらい、全員笑顔。
しかも彼らの卒業写真というのは、真正面から撮りません。
イスに座って、ナナメ30度ほど横に向いてからの笑顔です。だから、どの写真を見ても、肩がナナメを向いているのです。
なんかニュースキャスターみたいでしょ?
彼らは真正面から写真を撮られるコトに馴れていないのです。
ちなみに、卒業アルバムは英語で「Graduation album」ではありません。
「Yearbook」といって、卒業生だけではなくその年の全校生徒が載っていますが、やっぱりメインはその年に卒業する最高学年(英語でseniors)の生徒たちだったりします。
写真用の顔
さて、アメリカ人は小さい頃から、写真に良く写るように教育されていますから、彼らはそれぞれに『写真用の顔』というのを持っています。
アメリカ人は写真を撮るときには、いつも同じ顔をするのです。
例えば、オバマ大統領の公式の写真(他の国のリーダーと握手する時の写真等)を見ると、どれも同じ顔だったりします。
大統領だけではありません。アメリカ人の女の子なんかは、ドコでどんな写真を撮っても、同じアングルで、同じ表情の、同じ顔をしている子が結構いてます。もう魔法のように。
なので、SNSなんかの自己紹介写真でも、そんな女の子は「天然フォトショップ」みたいなモノですから、信用なんてできません。
逆にヨーロッパの女の子は「ワタシ写真では全然ダメなの・・・」って言う子が結構いたので、違いは一体何なんでしょうね。やはり文化の違いなのでしょうか・・・。
英語で写真を撮ろう!
英語で「ハイ、チーズ!」は「Say cheese!(チーズって言って!)」と言います。
「チーズ」と言っている表情が笑っている顔に似ているからですね。
もちろん「笑って(Smile)!」なんかもよく言います。
「もっと寄って!」なら「Squeeze together!」
「目をつむっちゃダメよ!」は「Don’t blink!」
(これを日本人が言うを笑われたりしますが・・・。)
「アナタも入る?」なら「You wanna come join in?」
などなど、覚えておくと良いでしょう。
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家族写真
アメリカ人は、家族の写真を、家や職場に飾ります。
コレは正直、良い習慣だとは思います。
ただ、日本のビジネスマンなんかは、そういう彼らの習慣を見て「成功している人は家族写真を仕事場に飾るのだ!」と、短絡的に考え、マネをする(それは良いコト)人もいるようです。
しかし、それは『成功している人は、朝にトーストを食べている!』と言っているのと同じくらい、アメリカ人にとっては、まあまあ普通のコトですので、ビジネスで成功したいのであれば、マネをするトコロはそこでは無いような気もします・・・。
あ、でも、良い習慣であるコトは確かだとは思いますので、もし、やっているのであればヤメる必要はないですよ!
ついでに、彼らの「家族写真」というのは、プロの写真屋さんに撮ってもらう、ちゃんとした写真です。
お正月に、じーちゃんとばーちゃんと、一緒に玄関に並んで、とーちゃんだけが写ってナイ(写真撮る人だから)みたいな素人写真ではありません。
衣装なんかもちゃんと合わせたりして、ポーズや照明の位置まで考えた、いわゆる肖像画の延長にあたる、一つの芸術作品として家族写真を撮るわけです。
そりゃあ予算なんかも、少々はっているモノですから、しっかり飾りたいわけですよ。
なので、アメリカ人のお家へおじゃましたりなんかすると、結構一番いいトコロに、ドカンと飾ってあるのです。
殆どの場合は、子供たちなんかも可愛く、皆で白シャツにジーンズとか同じ衣装で合わせてたりして、微笑ましい家族写真だったりするのですが、ちょっと凝ってる家族なんかは、みんなでスターウォーズのコスプレとかして、まあ、感想に困るようなのもあったりします。
ただ、やっぱり家族を大切にする彼らは羨ましいですよ。
何より、写真がみんな、楽しそうです。
そういう面は見習わなければなりませんね。
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